ヨガに興味をもったら、早速ヨガスタジオなどに体験入学してみるのも良いが、レッスンまでにヨガ哲学などに触れてみるのも楽しいし、体験レッスンでもより理解が深まる。
初心者に優しい愛情に満ちたヨガ指南書
日本のアシュタンガ・ヨガの第一人者、ケン・ハラクマさんの生い立ちや経験を通じ、平易な言葉で語られるヨガ哲学書。
技術的な部分でも初心者がまず意識すべき呼吸について詳しく書かれている。
ヨガはライフスタイルそのものであり、マットの上でポーズを取るだけがヨガではない。
そういった、ヨガの根幹の思想にも触れている。
これを読めば、なぜ、ヨガをするべきなのか、答えが見つかるであろう。
単純に読み物としても面白い。
男のヨガの第一歩に。
情熱大陸にも出演した、更科有哉さん監修のムック本。
男のヨガに焦点を当てた内容であり、様々なバックグランドをもった男性のヨガ経験が掲載されている。
技術的な部分では、初心者向けの分かりやすい写真の解説と、インターネットで確認できる動画も付いているので
とっつきやすい。
アンジャッシュの児嶋一哉さんも登場している。
心の中に「静」をもつ 片岡鶴太郎
瞑想に興味をもった鶴太郎さんは、瞑想はヨガの一部であるという事を知り、57歳の時にヨガ・瞑想の世界に入る。
それ以来、朝1時に起床して4時間のヨガ実践を毎日欠かさず行っているという。
傍からみるとストイック過ぎる生活だが、とにかく楽しくて続けているらしい。
「魂の歓喜」に従い生きて来た結果だという。
人生100年時代、終身雇用制度が崩壊し、既定路線の道が消え去った時、途方にくれてしまう人も多いのではないか。
そんな中で、常に生きる意義、源泉を自分の中に求め、楽しく人生を謳歌している鶴太郎さんの生き方は、多くの年配世代に勇気を与えるであろう。
何かを始めるのに遅すぎる事はない。
年齢を理由にヨガを見送っている人にもぜひ読んでもらいたい本である。
まとめ
- ヨガはマットの上でするものではない。人それぞれのストーリーや哲学にふれるのも楽しい。
- なぜ、ヨガを実践するのか?先人達の話しに耳を傾けるのも有用である。
- ヨガ関連の本は人生哲学が詰まっているので、ヨガをやらなくても学びがある。