【ヨガ】月とヨガの関係性

 

ヨガスタジオのレッスン表を見ていると気になる事がある。

 

満月(Full Moon)や新月(New Moon)を理由にレッスンが休みになったりする。

 

男の自分には関係無いのかな?と考えていたのだが、そうでもないようだ。

 

今まではあまり深く考えた事も無かったのだが、興味が沸いたので調べてみた。

そもそも、「満月」「新月」とはなにか。

 

月は明るく光っているが、自分で光を出して輝いている訳ではない。

 

太陽の光を反射させて輝いているのである。

 

なぜ、満ち欠けが起こるかと言えば、太陽と地球、月の位置関係によって月の光の当たり方が変わるからである。

 

月が地球と太陽の間に位置すれば、地球から月は影の部分しか見えなくなる。

 

これが、「新月」と呼ばれる状態である。

 

逆に地球が太陽と月の間に位置すれば、地球から太陽の光が当たっている部分が見える。

 

これが、「満月」、「上限」(じょうげん)、「下限」(かげん)と呼ばれる状態である。

 

月は人々の生活に影響を与え、密接して来た。

 

昔、人々は現代のようにカレンダーを見て生活するのではなく、月の満ち欠けとともに生活してきた。

 

月の引力は、海の潮の満ち引きとも関係している。

 

月の引力により海水が引っ張り上げられると、海面の高さが上昇し満潮となる。

 

身体の大部分が水分で出来ている人間にも何かしらの影響を与えると考えてもおかしくない。

 

特にひと月で体調のリズムが変化する女性には身近に感じやすいかもしれない。

なぜ、月の満ち欠けがレッスンに影響するのか。

伝統的なアシュタンガヨガでは月の満ち引きが心身に影響を与えると考えられており、「満月」、「新月」前後数日も心身が影響を受けやすいと考えられている。

 

ヨガの練習中だけでなく、日常生活においても心身に対してきめ細やかな配慮を配るように言われている。

 

満月は太陽のエネルギーが最大となり、人のパワーが数倍になる言われている。

 

気分がハイになり、怪我をしやすいことから、ヨガには向かない日とされている。

 

逆にエネルギーが最小となる新月は情緒不安定になりやすく、心の状態が低下することから、満月同様、ヨガには向かない日とされている。

自然の周期を生活に取り込む。

 

自然の周期を意識して生活に取り込むのは良い。

 

旬の物を食べたり、鮮やかに変化する季節を感じながら生きていくのは心の豊かな生き方だ。

 

月の満ち引きを意識するのもそれに近しいものがある。

 

過剰になりすぎたエネルギーを制御したり、低下したエネルギーを補うようにする。

 

システマチックに毎日を平準化するのではなく、日々バランスを調整しながら環境の流れに身を委ね、最大限のパフォーマンスを発揮できるようにする。

 

自然の周期を意識的に生活に取り込むのはとても、ヨガ的な生き方なのである。

まとめ

  • アシュタンガヨガでは、満月と新月のレッスンは避けるようにする伝統がある。
  • アシュタンガヨガでは満月は太陽のエネルギーが最大になり、人のパワーも強くなると考えられている。
  • アシュタンガヨガでは新月は太陽のエネルギーが最小になり、情緒不安定になりやすいと考えられている。。