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ヨガで肉体改造し表現の幅を広げた市川海老蔵さん(歌舞伎役者)
「役の表現上で、肉体の占める要素は非常に大きい」と彼は語る。
かつては、趣味のように筋トレをしていた。
2003年にNHKの大河ドラマ「武蔵」で主演したときは、体重90キロほどのガッチリ体型だった。
役作りのため、ジムなどでウェイトトレーニングに励みベンチプレスで120キロを挙げるほどにもなっていた。
2004年5月に襲名してからは、乱れていた生活を変えた。
食事を1日10回、少量ずつ採るようになった。
その結果、体重90キロあったのが、高校時代の68キロにまで戻る。
肉体改造ぶりはテレビでも「海老蔵ダイエット」として紹介され、ネット上でも話題になった。
その理由について、海老蔵さんは、インタビューなどで、役作りをするためと、歌舞伎役者にとって筋肉隆々は必要ないことなどを挙げている。
2008年頃からは、ヨガを始め、毎朝1時間かけて取り組んだという。
また、肉や魚を食べなくなり、ベジタリアンにもなった。
それで、演技も変わったという。
筋トレでは表現できなかった酔客の役もこなせるようになったと明かしている。
今後は、色も変える柔軟なタコのようにしなやかな体にしたいという。
筋トレで固くなった身体から、しなやかな身体へ変化を求める動きはアメリカの人気ロック・バンドのマルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンと同じ流れである。
ヨガでスベるのを恐れなくなった児嶋一哉さん(お笑い芸人)
2016年にはヨガ界に大きく貢献した人に贈られる、男性部門「ベスト・オブ・ヨギ」に選出される。
2008年頃からヨガを実践しているという児嶋さんは、お笑いのネタとしてもシュールなヨガネタを披露してきた。
ヨガを初めたきっかけは、お笑いの相方の渡部建さんがやっていたので、真似してやりだしたという。
ヨガ雑誌のインタビューにもよく出ていて。
「ヨガを辞める理由がない。」
と語っている。
効果としては、肩こりがひどかったけど治ったという。
また、副次的な効果として
- 番組でスベったりして動揺したときにもヨガの呼吸で落ち着けている。
- 「児嶋だよ!」という鉄板ネタもキレが鋭くなる。
など、フィジカルでもメンタルでもその効果を実感し、継続しているようだ。
仕事が多忙な児島さんだが、ヨガマットは常に敷きっぱなしにしているという。
隙間時間に「マットに乗ることを目標にする。」事により、気軽に継続していけるような工夫をしているという。
ヨガにハマり過ぎてしまい激ヤセした片岡鶴太郎さん(俳優、お笑い芸人、書家、etc..)
片岡鶴太郎さんがヨガを始めたのは2012年頃
仕事でインドに行き、インドの学校の授業にあるヨガを一緒にやってみることになったそうだが、やってみると痛くて、
「ヨガなんて一生やらない」と思ったそうだ。
しかし、以前から瞑想に興味があった片岡鶴太郎さんは、瞑想というのは実はヨガの一部ということを知り、ヨガを始めたという。
2017年には2度目の挑戦でインド政府公認の「プロフェッショナルヨガ検定・インストラクター」に合格。
午前1時の起床から始まり、4時間半かけてヨガを行った後、食事を2時間かけてゆっくりと食べる。
食事の内容は、1日1回で果物と野菜、ナッツ、豆類だけの菜食。
甘いものが欲しい時には、クルミを食べる。
体重は65キロから43キロになった。
傍から見るとストイック過ぎて心配になってしまいそうなライフスタイルだが、本人からすると楽しくて仕方ないそうだ。
そんな、ヨガを中心とし、静かでありながらも様々な事に精力的に活動する鶴太郎さんのライフスタイルは2018年に出版した「心の中に「静」をもつ」というエッセイから伺い知る事ができる。
まとめ
- 役者は肉体の変化によって表現の幅を広げる事が出来る。ヨガはそのきっかけとなる。
- ヨガは芸の肥やしにもなる。
- ヨガはハマりすぎると人生そのものを変えてしまうくらい強力なものである。