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何故、日本における男のヨガ人口は少ないのか?
一昔前までは、ヨガスタジオに通う男性は少なかった。
ヨガスタジオに行くと全体人数の1割程度しか男が居なかった。
完全に女社会だった。
自分は自意識過剰だったなと思う部分もあるが、ヨガスタジオに行けば、肩身の狭い思いをした。
自分は当時付き合っていた彼女と一緒に行ってもらったりした。
今でも、ヨガを実践していると他人に言うと珍しがらる事もある。
ヨガは女性がやるもの
という根強い偏見が日本にはあるような気がしている。
実際、ヨガはゆったりとした動きを特徴としているので、女性向きと思われがちであるが、
自分の実践するアシュタンガヨガはそんな事はない。
時に荒々しく、時に雄大にダイナミックに動く。
惚れ惚れするほど力強く、美しい。
ぜひ、多くの人にヨガは女性だけのものでは無いことを知って欲しい。
海外のヨガ事情
本場のインドでは、ヨガは厳しい修行という位置づけで、男性の実践者の方が多い。
女性中心のヨガ文化は日本独自のものなのだ。
なぜ、そのような文化が醸成されてしまったのか。
宗教団体の勧誘にヨガが使われてしまった事、セレブリティの美容目的としてのヨガ実践が広まってしまった事などが原因であろう。
日本人男性は内面をさらけ出すのが苦手。
日本人の男性は寡黙で、自分をさらけ出すのが苦手、そんな気質も影響しているのかもしれない。
薄着で心と身体を開放するポーズを取るヨガの実践は、あまり日本人男子の気質に合わないというのもあるようである。
欧米の男性はそのあたり抵抗が無いため、入って行きやすいのかもしれない。
彼らは公園などのオープンスペースでヨガを一人実践していても絵になる。
筋トレに流れる意識の高い男達
外見に気を使う意識の高い男性達は、強さの象徴である筋肉をつけて身体を大きく見せるため、
筋トレに流れがちである。
ただし、ボディービルダーにみるように、マシンで付けた筋肉は魅せるための筋肉であり、あまり実用的ではないという。
一方、ヨガは自重トレーニングに近く、実際に機能的につかる筋肉だ。竹のようにしなやかな身体、機能美としてのヨガボディの美しさは、再考されるべきであると思う。
[まとめ]男のヨガは恥ずかしくない。
日本で女性を中心のヨガブームが浸透したのは歴史的背景があるから、世界的にみればヨガは男女問わず実践されている。
今後、男性のアイコン的存在が出てくれば爆発的に普及する可能性はある。
ヨガはカッコいいもの、ヨガ男子はモテるという認知が広まれば、さらに男性の実践者は増えるだろう。