2005年に発売された大ヒットムック本「渡辺満里奈ピラティス道」、ピラティスがお茶の間に浸透した時期でもあった。
自分もヨガに興味を持ち始めていた時期だったので、その比較の中でピラティスに興味をもった。
そして、ピラティスの体験レッスンにも体験してみた。
その中で感じた事はヨガとピラティスは傍からみると似ているが、本質的には全く異質な物であった。
一言で言えば、ヨガが東洋発祥の心と身体をテーマにしたトレーニングであるのに対し、ピラティスは西洋発祥のシステマチックに身体を補強するトレーニングである。
ヨガとピラティスの違いは?
ピラティスは1920年代にジョセフ・ピラティス氏が戦争で負傷した兵士のリハビリトレーニングとして考案したものである。
呼吸や精神面をコントロールすることを重視するヨガとは違い、効率良くに身体を強化していく事にフォーカスしている。
また、ヨガは身体一つで実践するのに対し、ピラティスは専用の器具を使って行う「「マシンピラティス」がある。
呼吸法に関してもヨガは腹式呼吸でゆったりとした動作が特徴的であるが、ピラティスは胸式呼吸で身体を活性化させる動きが多い。
ピラティスは男性が少ないか?
日本ではヨガも女性が実践するものというイメージが強いが、ピラティスはヨガよりも知名度が低く女性が実践するものという強いイメージが払拭できない。
しかし、プロゴルファーの石川遼選手がトレーニングに取り入れた事があるなど、一部の男性プロスポーツ選手の間では、自らの身体の課題を解決するためのトレーニングとして取り入れられているようである。
自分が以前体験しに行ったピラティススタジオでは、中年の男性2人が実践していた。
ヨガレッスンでは一般的なレッドクラスという大勢で行なうレッスン形態があるが、ピラティスはよりプライベート感が強く、ほぼマンツーマンという印象である。
そのあたりもピラティスがヨガよりも敷居が高い部分であるかもしれない。
ピラティスする際の男性の服装は?
以前、体験レッスンに行ったときに中年男性の実践者の方を見かけたのだが、彼らは真っ黒な全身タイツの装いだった。
お腹もぽっこりしていたので、度肝を抜かれた。
正直、言うとピラティスはあまりイケてない印象を受けたのだが、それが正装という訳ではないようだ。
ヨガをする時と同じく。
- 身体にフィットするもの。
- 伸縮性があるもの。
でOKである。
まとめ
- ピラティスは西洋のリハビリトレーニングから考案されたので、ヨガより合理的でシステマチックである。
- ピラティスはヨガよりもプライベート感の強いトレーニングである。
- 男性が実践するならば、ピラティスよりもヨガの方が敷居が低い。