ヨガマットはヨギー(ヨガ実践者)にとって相棒のような存在である。
直接肌が触れるものであるから、素材にはこだわりを持ちたい部分でもある。
また、ヨガマットはどんな素材で出来ているのか、どんな特徴があるのかを知っておけばメンテナンスの仕方も分かり、より長く付き合えてヨガマットに愛着が湧く。
目次
ヨガマットの材質を見てみよう。
安価なものから
ポリ塩化ビニル(PVC)
最も添加剤を多く含むプラスチックのひとつで、燃やすと有害物質のダイオキシンが発生する。
環境には優しくない。
100均ショップや量販店に売っている\1,000円以下のヨガマットはほぼPVCで作られれいる。
汗をかくと滑りやすく、未使用時はケミカルな匂いがするのもマイナスポイント。
ポリマー環境樹脂(PER)
PVCに似た特徴を持つが、 焼却してもダイオキシン等の有害物質を発生しないエコ素材。
PERの方が未使用時にニオイが気にならないという人が多い。
エチレン・ビニール・アセテート(EVA)
塩素を含まないので、焼却してもダイオキシンが発生しない。
リサイクルが容易な環境にやさしいエコ素材である。
身近な生活用品にも多く使用されており、水を吸わない性質から、サンダルの底やバスマット、ジョイント式のマットに使われている。
軽量で持ち運び用にも適しているが耐久性に難がある。
サーモ・プラスチック・エラストマー(TPE)
EVAと同じくリサイクルが容易な環境にやさしいエコ素材である。
軽量で持ち運びしやすく、水洗いも可能で長く清潔に使える。
天然ゴムに近いグリップ力がありかつ、クッション性がある。
EVAと同じく耐久性には難があり、値段も割高である。
天然ゴム
天然素材なので他のケミカル素材とくらべて、肌に触れた時も一番安心感がある。
グリップ感、弾力とクッション性、耐久性も申し分ないが、重たいのが難点。
独特のゴム臭も気になるところ。
とりあえず、安く始めたい人はPVCでもOK
個人的には、PVC素材のヨガマットはオススメしない。
100均ショップでも、家電量販店でも買えるがチープ過ぎてモチベーションが上がらない。
また、環境に優しくないのはヨガカルチャーと相容れないから、ヨガ実践の中でいずれ良いものを欲するようになるからだ。
それならば、多少割高でも、自分が納得いくものを買っておくほうがモチベーションも上がるし、結果的にヨガの継続に繋がる。
ただし、兎に角安く始めたいという方はPVCでもOKである。
ホットヨガに適した素材はEVA、TPE
ホットヨガは大量に汗をかくので、水に強くメンテナンスのし易いEVAやTPEを選ぶと良い。
可能であれば、店舗に行って質感を確かめてみよう。
amazonや楽天などのECショップでも多種多様なヨガマットを扱っているのでワンクリックで容易に購入する事が出来る。
しかし、ヨガマットは直接肌に触れるものであるので可能であれば店舗まで出向いて質感を確かめてみるのが良い。
同じ素材を使っていても、メーカーの加工次第で大分質感や匂いは違うからだ。
ヨガマットは直接肌に触れるものであるから、自分が心地良いと感じる質感を大切にしよう。
まとめ
- ヨガマットはヨギーの相棒、出来ればこだわりの一品を選ぼう。
- 可能であれば環境にも優しい素材で出来たマットを選ぼう。
- ヨガマットは直接肌に触れるもの、自分が心地良いと感じる質感を大切にしよう。