運動不足の現代の子供達
文部科学省が実施している「体力・運動能力調査」によると子供の体力・運動能力は昭和60年頃から現在まで下降傾向が続いている。
一方、身長や体重などの体格面においては逆に親の世代よりも良くなっている。
体格が向上しているにもかかわらず、体力・運動能力が低下しているという現象が起きているのである。
さらには、小学生くらいから「肩こり」や「偏頭痛」を訴える子供も増加している。
これは、受験勉強などで、机に同じ姿勢で座り続ける時間の増加や、テレビゲームやスマートフォン、タブレットなどを長時間操作する事により
運動不足や、姿勢があるい子供達が増えている事などが要因であると考えられる。
欧米では授業に導入されるキッズヨガ
欧米では幼稚園や小学校の授業の一環として「キッズヨガ」が導入されている。
日本では大人向けのヨガスタジオやヨガ教室が沢山あるが、子供向けに対して行なうヨガ教室はまだあまりない。
欧米で行われる「キッズヨガ」は絵本タイムやお絵かきタイムがあったりする。
ポーズも大人用のものとは名前も違ったりするが、運動不足の解消や気持ちのリラックスなどが出来るようなものになっている。
子供ヨガのメリット
キッズヨガによって得られる子供達へのメリットとしては、
- 柔軟性向上による怪我をしにくい身体づくり
- 姿勢改善による肩こり、腰痛、などの改善
- バランス感覚の向上による運動能力のアップ
などが挙げられる。
子供ヨガの安全性
親の立場からすると、まだ発育途中で身体が出来上がって居ない子供達にヨガをやらせても大丈夫なのか?という不安があるが、年齢に応じたヨガプログラムがあるので問題はない。
また、キッズヨガ専用のインストラクター育成講座などもあり、安全性にも考慮された教育がなされている。
いずれヨガの裾野の根は子供達にも広がって行くと考えられる。
まとめ
- 現代の子供達は体格が良くなっているのに反比例して、体力・運動能力が低下している。
- キッズヨガは現代の子供達の運動不足に対する解決策になる可能性を秘めている。
- キッズヨガは子供達専用に考案されたヨガプログラムである。