通勤途中、突如として電車が停止する。
朝から人身事故で電車に閉じ込められた。
早起きして、気持ち良い朝が台無しになった。
不条理な場面に怒りがこみ上げて来た。
目次
感情が動いているときに行動(選択)しないこと
感情をコントロールする方法はシンプルである。
感情が動いているときに行動(選択)しないことである。
脳科学的にも感情が動いている瞬間は、IQが大きく下がる。
感情に任せた行動をして、ああ、なんて馬鹿なことをしたんだ、、、と感じた経験は誰にでもあるだろう。
感情が激しく高ぶっている時はバカになっている自分を自覚する事が大切である。
感情は思い通りにならないもの
「感情が動いているときに行動(選択)しない」という前提を踏まえた上で、感情の動き止めるにはどうしたらよいだろう?
例えば、怒りが湧き上がって来た時に怒らないように意識してみても逆効果である。
怒りに意識が集中してしまい、逆にイライラしてしまう。
逆に、怒りを無視してみてはどうだろうか?
これも、「怒りを意識しない」と意識する程に、意識が怒りに集中してしまう。
心とは何とも思い通りにならないものなのである。
感情を止めるには呼吸が有効
ヨガ的な発想ではまず、呼吸に集中する。
まずは、浅く早くなっている呼吸に意識を集中して、呼吸を深くゆっくりする事に努める。
これだけでも、大分怒りは緩和される筈である。
「ガストン」式、アンガーマネジメント
子供向けに書かれた本ではあるが、感情コントロールに関して大変示唆に富んだ本である。
1) 目をつぶって頭のなかに大きなカミナリ雲を思い浮かべる。
はなから息を吸い込んでお腹を膨らませる。
手はゲンコツにして身体を反って腕を伸ばす。
2) 息を止めて肩を上下に2,3回動かし、頭の中のカミナリ雲に怒りの気持ちをギュッと閉じ込める。
3) 肩と手の力を抜いて、口から息を思いきり吐き出す。
4) 1~3を3回くりかえす。
子供だましだと思わずに実際にやってみてほしい。
実際に自分も通勤電車の中でやってみたのだが、意外と効果があり、ぐるぐると頭で渦巻いていた怒りが収まり、ブログのネタでも
考えようと気持ちを切り替える事が出来た。
「ガストンのきぶんをととのえるえほん」シリーズは他にも、「恐怖」「悲しみ」に対する呼吸を使った対処法がある。
お子様がおられる方は、親子で読んでみるのも大変オススメである。
自分の機嫌を自分で取れる人は素敵な大人
先日、LINEニュースで木梨憲武さんの記事が出ていたのだが、彼の感じの良さ、好感度の高さはどこから来るのだろう?という事を分析していた。
奥さんの安田成美さんが「自分で自分の機嫌を取れる人」と彼を評していて、なるほどなと思った。
確かに彼はいつみても、笑顔いっぱいで、その笑顔に惹きつけられた沢山の人に囲まれて幸せそうである。
自分の機嫌は自分で取れる大人は素敵である。
まとめ
- 感情が動いているときに行動(選択)しないことが大切
- 感情をコントロールしたい時は、頭で何とかしようとしないで、呼吸や身体を使うようにする
→ガストンの呼吸セラピーはおススメ
- 自分の機嫌を自分で取れる大人は素敵に見える