スマホの普及により、常にインターネット上の情報にアクセス出来るようになった。
旅行なども昔では考えられい程快適で自由度も広がった。
事前の情報収集から、現地での行動まで、スマホ一台あれば何処でも行ける気がしてくる。
注意しなくてはいけないのは自分が賢くなった訳ではなく、テクノロージーが進化しただけだ。
自らが全能の力を手にしたと錯覚してはいけない。
- 自らの思考能力
- 自ら体験、感じる力
人間としての能力はもしかしたら、退化してるのかもしれない。
電源を失いスマホを使えなくなったら、非力な裸の自分だけが残るのでは無いのでは無いだろうか?
ローランドさんのデジタル・デトックス
ローランドさんはスマホ漬けな現代人に対し、「小さい画面見て死んでいくのはイヤだ」と警鐘を鳴らす。
自らのyoutubeチャンネルでもスマホとの付き合い方を語っている。
朝はスマホを見ない。
スマホにロックがかけてあり、15時以降にならないとロックが解除されないようになっている。
パスワードも信頼している人間しか知らず、自分ではロック解除出来ないという徹底ぶりだ。
「いつか死ぬ瞬間、走馬灯のように人生が回想されていく中、それがスマホの画面だったら嫌じゃないか?」と語りかける。
今、目の前の現実を大切にする事、自分の身体で感じる事を大切にしているライフスタイルがうかがえた。
電脳社会を予見した「マトリックス」という映画
インターネットが世の中に普及し始めた1999年、世界的に大ヒットした「Matrix」という映画
20年後の今見ても、その先見の明には驚く。
知性を持った機械(AI)と人間との戦いが描かれている。
機械に世界を乗っ取られた人間は、生まれた時からコードに繋がれ、培養液の中で栽培されている。
機械が作り出した仮想現実の中で生まれ、仮想現実の中で死ぬのである。
一度も、現実に目覚める事なく機械に生体エネルギーを搾取され続けるのである。
なかなか、おぞましい描写である。
しかし、現代のスマホ中毒の人達も同じような物である。
常時、スマホによるインターネットという仮想現実に繋がれ、自らの身体で感じること無く、自分の目で物事を見ず、SNS映えする写真を取ることにだけ腐心する。
与えられる情報にひたすら反応し、時間とエネルギーを搾取され続けている。
スマホ中毒のを自覚し断ち切る
物理的な距離をとる
スマホ中毒を断ち切るにはスマホと物理的な距離を置くことが大切だ。
視界に入る所あると気になってついつい触ってしまうものだ。
リビングなどいつも過ごす場所には置かず、玄関などに置き場所を作るのも良いだろう。
ルールを決める
ローランドさんのように使う時間を決めてスマホにロックを掛けてしまうのも効果的だ。
iPhoneだとiOS12以降で「スクリーンタイム」という機能が使えるのでスマホの利用時間を制限する事が出来る。
Androidにも同様の機能はあるようだ。
まとめ
- 自分はスマホ中毒、SNSに依存していないか、客観的に自分の生活を見直してみよう。
- スマホは便利だが、毒にもなり得ることを認識して適度な距離を保とう。